霧氷の森



波多です

 

今年の2月は寒波が押し寄せ、とても寒かったですね。

気温が氷点下になると空気中の水分が凍りつき、山には霧氷が現れます。

今回は218日六甲山にて撮影したものです。

出来たての霧氷は繊細で棘のようでもあるし、うぶ毛のようでもあります。

気温が上がるとハラリと落ちてしまいます。

 

秒速10㎝で次々と舞い落ちる。

 

人間業ではないと思わされるのは12本あるのではなく、

森全体が霧氷に覆われてしまうことです。

 

私は山岳信仰者ではないですが、この景色を見ると山には神が

おられるような気がします。

一晩でこの景色を造りだすのですから。

心静かに心躍る。変な表現だがそんな感じで撮って歩きます。

虫嫌いの人は冬山が良いかも知れません。

昆虫も爬虫類もおりませんから。

 

落ちた霧氷の重なり。

お昼には儚く消えてしまいます。

これから暖かくなる予報ですので今年の見納めだったかも知れません。

穏やかな冬山は良いですよ。

 

 

波多でした